こんにちは。リョータです。
初めての記事は「サイコロジー・オブ・マネー」を読んで、その一部紹介と感想を書いていきます。
この本は、アメリカのあるベンチャーキャピタルのパートナーであるモーガン・ハウセウ氏が執筆し、2020年9月8日に出版された比較的新しい本です。全世界で600万部売れている超有名なベストセラー本です。
この本を読もうと思った理由は、単純にお金に関する本の中で登竜門的存在だと認識していたからです。いつか読もうと思っており、今回初めてブログを書くにあたって読んでみました。
この本を簡単に言うと、歴史や著者の原体験からお金だけでなく、人生の向き合い方に対しても新たな発想や行動指針を提案してくれる本です。
「お金を儲ける」「貯金をする」「投資する」などのお金の増やし方ではなく、お金に対してどのような考え方や向き合い方が重要なのかを過去の出来事を交えて解説しています。
お金の数字的な難しさや、なんとなく投資のリスクを嫌う人でも、お金や人生における考え方の視野を広げるという意味で、とてもオススメできる本です!
気になった章
2章の「運とリスク」では、歴史的人物のエピソードから運とリスクが隣り合わせであることを示しています。特にビルゲイツが100万分の1の確率で、学生時代にハイスペックパソコンを扱える状況にあったことが、マイクロソフトの誕生の要因に繋がったこと、そして同時期にゲイツの友人(ゲイツと同じくらいパソコン技能がある)が100万分の1の確率で不慮の事故に遭遇し命を落としたことから、”世の中には運とリスクが大きな影響を及ぼしている”と伝えています。ある結果において運とリスクが与える影響を理解することで、物事は見かけよりも良くも悪くもないことを伝えています。
6章の「テールイベントの絶大な力」では、テール(確率分布の裾に位置する発生確率が非常に低い出来事)が結果の大部分を占めることがあり、これはファイナンスの世界で絶大な影響力を持っていると説明しています。ディズニーを成功に導いたのが400分の1の作品(白雪姫と7人の小人たち)であるように、ビジネス・金融・投資の世界ではテールがすべてを動かしていると解説しています。その事実を受け入れれば、物事がうまくいかないことは多いし、失敗するのも当然だと理解できるようになる、つまりやるべきことは淡々と次の仕事に取りかかるのみだと説明しています。
最後に
私はこの本を読んで自分のお金に関する目標をより言語化できるようになった気がしています。バークシャー・ハサウェイの副会長、チャーリー・マンガーは「私は金持ちになるつもりはなかった。単に経済的に自立したかっただけだ」と言っています。自分自身も金持ちになって豪遊したいというよりは、毎日好きな時に好きなことをしたいと思いながら、日々投資や貯蓄をしています。
今回はお金に関する本の紹介を書いてみました。これからお金に関する学びをどんどん発信していきたいと思っています。
ここまで読んでいただきありがとうございました。
コメント