2025年6月13日、イスラエルによるイランの核兵器製造能力を麻痺させることを目的とした攻撃が始まりました。
その後、イランからもイスラエルへの弾道ミサイルが発射されました。
今回はこの両国の関係悪化における株価への影響を、過去30年の戦争をもとにS&P500で考察してみます。
①イラク戦争(2003-2011年)
②シリア内戦(2011年-)
③ウクライナ侵攻(2022年-)
④パレスチナ・イスラエル戦争(2023年-)
結論:過去30年の戦争では株価への影響は見られず
具体的に株価チャートをもとに見ていきます。
①イラク戦争(2003-2011年)
戦争開始時がほぼ底と言えます。その後は緩やかに上昇傾向にあり、ほぼ戦争の影響はないと言えそうです。(2008年ごろの暴落はみなさんご存じのリーマンショック)

②シリア内戦(2011年-)
一時的な下落はあるものの、翌年2012年3月にはほぼ回復しています。その後は順調に上昇しています。

③ウクライナ侵攻(2022年-)
チャート的には大きく下落しているように見えます。しかしながらこの株価下落の主役は高インフレへの対抗として行われたFRBの急激な利上げだったというのが市場の評価です。

④パレスチナ・イスラエル戦争(2023年-)
一時的に下落しているが、2か月後には全回復しています。2023年は+24%と大幅な上昇となりました。

結論:過去30年の戦争では株価への影響はみられず
・一時的には下落する可能性はある
・比較的短期間で株価は回復している
上記のことから、戦争が要因となり株価が暴落するという可能性は高くなさそうと考えられます。私としても今回のイスラエル・イラン問題を機に積み立てをやめたり、買い控えをすることはないと思います。
以上、今回は戦争をテーマとして、株価への影響を考察してみました。
最後まで見ていただきありがとうございました!
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